「木の特性生かした家造りの方法説く」

製材業のこびき屋(松江市東出雲町下意東)社長で木の語り部として活動する安達公一氏(67)がこのほど、浜田市片庭町の浜田合同庁舎で講演した。

木材の耐久性と樹齢の関係や伐木に適した時季などを紹介し、木の特性を生かした家造りのポイントを説いた。

安達氏は製材業で長年培った木の知識を広く伝えようと県内外で語り部活動を行なっている。

「人にやさしい家づくり」と題した講演で、「木材は生き物であり、工業製品とは違う」と強調。高樹齢の大人の木ほど強度や耐久性、香りが増し、「赤ちゃんである間伐材を外壁に使うのは間違い」と主張した。

木の「切り旬」にも言及し、「梅雨から夏に切った木は虫が付きやすく、磨いてもつやが出ない」と述べ、木が水を吸い上げない9~10月が最適とした。

また国が高強度と認証した外国産の製材品が、日本の気候風土で長持ちしない問題点を指摘。「研究試験の結果だけでなく、現場の経験や知識に耳を傾け、木の特性をもっと深く知ってほしい」と訴えた。

 

(2016年2月12日付の山陰中央新報の記事を同社の承認を得て掲載しました)