fukuoka

福岡さんの干し柿は東出雲町の山間にある上意東地区で作られている。

この干し柿は東京日本橋の千疋屋で売られる超高級品で普通の干し柿ではない。

その製法は柿を発酵熟成させて干し柿にするという
福岡さんが発明された世界でオンリーワンの技術から作られている。

そのきっかけは金融機関のサラリーマンだった福岡さんが40代で干し柿を作るにあたって、
日中は勤務で作業場にいることが出来ないため、智恵を絞って発明したのがエチレンガスを利用して
柿を発酵熟成して干し柿を作る独自の製法の開発だった。

それ以来発酵技術に磨きを掛けた福岡さんは70歳を超えた今でも
柿酢・柿ジュースなど発酵技術を用いた新製品開発に挑戦するチャレンジャーとして
忙しい毎日を過ごされている。柿で作った酢は最高の風味のドレシッングだということだ。

最近、福岡さんの技術を学ぼうと2人の若いお弟子さんが入門し福岡さんの技術を勉強している。

一人は吉岡央さんで松江市秋鹿地区の柿農家を継ぐ為に東京からUターンして入門した。
もう一人は吉林隆太さんという島根大学大学院の修士で農林生産学を専攻する静岡県出身の現役の研究生だ。

福岡さんは若い2人に自分の技術を教えて福岡さんの品質レベルと同等の干し柿を作り、
やがては百市のほし柿ブランドを生産するグループ作りを目指している。

午前十時に訪問して福岡さん御夫妻と2人のお弟子さんと和気あいあいで談笑したが
お互いの熱気で話しが尽きずあっという間にお昼が過ぎた。

途中で秘蔵の干し柿をご馳走になったが、一緒に行った研究会の佐々木さんが
ワインのつまみに最高だといってお土産に頂いた。その夜に奥さんと2人で飲んだワインはさぞ美味しかったことだろう。

hoshigaki

なお若い2人のお弟子さんは自分達の技術が福岡さんのお墨付きをもらえるようになったら、
いずれはヨーロッパに輸出したい夢を持っており、出すならフランスだよと要らざるおせっかいで助言をした。

今年の秋には2人が福岡さんの下で干し柿作りをするところを見に行く約束をした。

福岡さんから2人には柿が発酵する過程を「自分の目で見る力」を養うように指示が出ているので
どんな勉強をされるか秋の再会が楽しみだ。

(記:東出雲まちづくり研究会 松浦正明)